受験者総数が増加、中学受験

jyukensei
まず注目したいのが、愛知県・岐阜県・三重県とも受験者数が増加した点です。
愛知県を例にとると、前年の1万602名から285名増えて受験者総数(のべ受験者数)は1万887名となりました。
受験者数の増加は、実に6年ぶり。要因としては、トヨタ自動車など大手企業を中心とした業績好調による景気回復傾向や、2020年度から大きく選抜方法が変更される予定の大学入試改革の影響が考えられ、来年度入試にも引き続き影響を与えるものと予想 一方、愛知県・岐阜県・三重県ともに全体の入試日程に大きな動きはなく、例年同様に1月下旬から約3週間を中心に行われました。併願パターンも、男子・女子ともに概ね例年どおりとなりました。

まずは全体的な受験者数についてですが、概ね昨年並みか学校によっては微増と予想されます。
小学6年生の児童数は、愛知県で昨年の98.2%、名古屋市に限ってもほぼ同様と緩やかな減少傾向にあります。一方で、経済状況は昨年から引き続き回復傾向にあり、大企業を中心に業績好調な企業も多く見受けられます。また、2020年度の大学入試制度改革についてメディア等で取り上げられる機会が増えるにつれ、教育に熱心な層が私立中高一貴校に注目し始めており、こちらも受験者増につながると考えられます。
こうした中学受験を取り巻く環境や各校で行われている学校説明会の参加状況から推測すると、今年もほぼ前年並みの受験者数となりそうです。

21世紀に入り、さまざまな分野で「グローバル化」が言われるようになって久しいですが、教育現場でも大学入試改革や小学校での英語必修化の動きなど、「グローバル化に向けた人材の育成」が本格化しています。
そうした動きをふまえて、愛知県の私立中学でも新しい入試形態を導入する動きがあります。そのーつが、名古屋中学です。来年度から新しく「グローバル入学試験」と呼ばれる制度を導入。「海外在住が概ね2年以上、かつ帰国後概ね2年以内」や「実用英語技能検定準2級以上を有している者」といった応募条件を設けて、海外経験や高い英語力をもつ生徒に対して、積極的に門戸を広げようとしています。
ほかにも、星城中学では試験科目に「英語」を採用。希望制となっていますが、こちらもより幅広い個性・学力をもつ生徒に入学してほしいという学校側の思いが伝わってきます。
愛知淑徳中学や名古屋国際中学のように、以前から帰国子女入試を行っているところも含めると、海外経験や高い英語力をもつ生徒にとっては、チャンスが広がっているといえそう、2015年度は、滝中学、大成中学、春日丘中学、星城中学といった尾張地区の学校が受験者数を伸ばしており、郊外でも高まりつつある私学教育熱に今年も注視していきたいところです。

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