フリースクールの解説と子どもの向き、不向き

20200324

 

・はじめに

ここ数年でフリースクールという不登校の子どもへの支援施設が話題となってきています。この記事では、フリースクールとは何か?という説明と家庭教師の経験から見た意見を書いています。

 

・フリースクールとは

フリースクールとは、授業がわからない、学校に行くのが嫌など、様々な理由で不登校や登校拒否になった小学生~高校生を受け入れて、学びの場を作ることで成長を支援する団体や施設のことです。よく比較されるサポート校とは違い、入学資格はないので誰でも入ることが出来ます。施設毎に多様なカリキュラムがあり、例えば遠足や運動会など、他者との交流を通して社会と接点を持ち、コミュニケーションを取ることを主体としているところが多いです。施設は全国に約500か所あり、岐阜にも岐阜市内をはじめ10か所程あるようです。

また、企業やNPO法人などにより運営される民間の教育機関ですので、公的な学校ではありません。そのため、通っている学校に籍を残してフリースクールにも通う、というのが一般的です。学校の出席日数に数えられる場合もありますが、学校側の校長先生の判断により変わるため、気になる方は一度学校へ確認を取りましょう。

また、こちらも施設により異なりますが毎月の授業料が1~5万円かかります。入学前の見学を許可している施設も多いので、一度見学に行き授業の様子や設備などを見ることで子どもに合っているか、行きたいと思えるか、といったことがわかると思います。

 

・家庭教師として

ここまでフリースクールについての簡単な説明をさせて頂きましたが、不登校の子どものうち、実際にフリースクールに通っているのは数パーセント程のようです。これは国からの支援がないなどの理由もあるようでしたが、私は不登校となる原因が大きく関係すると思います。私が不登校のお子さんの家庭教師をした中でお子さん本人から直接聞いた話では、学校に行こうと思わない、家でゲームをしている方が楽しい、などそもそも学校へ行く気がないために不登校になっている子どもが多かったです。こうした子どもの場合、行く場所が学校からフリースクールに変わっただけ、とフリースクールに行く気にもならず、無理に入れたとしても不登校になることが予想されます。

ですので、そのような子の場合には私は家庭教師が向いていると思います。家庭教師の場合はマンツーマンの指導で学ぶペースを調整でき、人生経験豊富な先生の話を聞いたり、お子さんも自分の考えや思いを話したりすることでコミュニケーションも取ることが出来ます。また、指導時間もお子さんに合わせた時間に行えますし、指導場所は自宅のため通う必要がありません。家庭教師の先生との時間を通して勉強に対し前向きになり、学校やフリースクールに行ってみようと思えるようになるまでを愛知・岐阜家庭教師のアズは全力で支援します。

 

・おわりに

今回はフリースクールについての説明と家庭教師から見た意見について書かせて頂きました。フリースクールは不登校やひきこもりになったお子さんが学校や社会に復帰するための支援施設として良いものだと思います。しかし、不登校の理由が家にいる方が良い、学校に行く気がない、などの理由である場合には、フリースクールへ通う前にまず家庭教師をお勧めします。

 

岐阜家庭教師のアズ

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