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･はじめに

近年、インターネットが身近な存在となり、オンラインで授業を行う家庭教師が現れてきました。今回は、オンライン家庭教師と従来の訪問型家庭教師、それぞれのメリットとデメリットについて書いていきます。

･オンライン家庭教師のメリットとデメリット

家庭教師をオンラインで行うメリットとして、教師と生徒の住んでいる場所が関係ないということがあります。そのため、お子さんの希望に合った先生を見つけやすいです。自宅に教師が来てもらう必要がないため、交通費や飲み物代などの費用がかからないことも、オンライン家庭教師の魅力の1つと言えるでしょう。

また、今年は新型コロナウイルスが流行っていますが、オンラインでの授業であれば万が一にも教師と生徒との間で感染するということがないのもメリットです。

ちなみに、オンライン家庭教師の多くは、Skypeや独自のシステムを使って授業をしているため、インターネットに繋がるパソコンがあれば授業を受けることが出来ます。

一方で、オンラインで授業を行うために必要な教材を買わなければならず、そのために高額な教材を買わされてしまったという話も耳にします。近年では紙の教材だけではなくアプリをダウンロードするタイプの教材も出てきており、教材が必要と言われた場合は本当に必要か、買うだけの価値があるのか、という点には注意が必要です。また、指導時間を生徒側が自由に設定できても担当の教師がコロコロと変わってしまい、マニュアル化された授業しか受けられないケースもあります。

･訪問型家庭教師のメリットとデメリット

訪問型家庭教師のメリットとして、教師と生徒との距離が近いため、生徒がわからない所を質問しやすいこと、教師が生徒の理解度を把握しやすいことがあります。これにより、生徒がまだわかっていない所を重点的に行うことが出来ますし、要点や解き方をノートに書きながら説明出来ることも訪問型家庭教師ならではのメリットです。また、理解度の確認のための小テストや学校の授業のフィードバックが出来ることもメリットと言えるでしょう。岐阜家庭教師のアズでは問題の解き方やポイントを先生がノートに書き、復習しやすくするためのノートづくりを徹底して行っています。これは先生が画面の向こうにいるオンラインでの授業では出来ないことであり、訪問型家庭教師ならではといえます。

また、訪問型家庭教師では教科書やワークを使って授業を行っていきます。岐阜県の公立中学ではテスト前にワークを提出させる学校が多く、ワークが課題となるということはテストにワークの問題や似た問題が出されるということです。先に言ったようにオンライン家庭教師では独自の教材を使うことが多いため、学校の成績アップに繋がりやすいのは訪問型家庭教師であるといえます。

ただし、訪問型家庭教師は地域密着型であるため、県内から教師が派遣されることが多いです。他の都道府県の学校を受験する場合は、オンライン家庭教師でその学校近くの教師を探す方がより適切な指導を受けられる可能性があります。

･どちらを選べば良いか

まず、オンライン家庭教師に向いている人は、自分である程度勉強するやる気がある人と言えます。やる気があり自分でも学習できる生徒は、オンライン授業で学力を伸ばしていけます。しかし、勉強へのモチベーションが低い生徒はオンラインでの授業時に周りに人がいないため、だらけてしまったり、勝手に席を外してしまうこともあります。また、ある程度の学力がなければ授業についていくことが出来ずにせっかくの家庭教師の時間が無駄になってしまいます。

一方で訪問型家庭教師は、なかなか自分だけでは勉強をしない人や学校の授業に追いつけていない人、長時間集中するのが難しい人に向いています。
私はオンライン授業を担当したことはありませんが、多くの家庭にお邪魔させて頂き家庭教師を行ってきました。例えば勉強に集中できない生徒であれば勉強に関連することで生徒が興味を持ちやすい雑談から入り徐々に学校の勉強内容へシフトしていったり、授業についていけていない生徒であれば学校のノートを見ながらノートの取り方についてアドバイスをして教科書を使いながら授業の復習を行ったりしてきました。何が言いたいかというと、訪問型家庭教師は生徒の様子を見て、それぞれの生徒にあった指導が行えるということです。これは決まった教材やマニュアルで授業を行うオンライン家庭教師では出来ないことであり、まだ勉強の習慣が身についていない人や学校の授業に追いつけていない人には、訪問型家庭教師をオススメします。

愛知・岐阜家庭教師のアズ