子どものやる気を引き出すために

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・はじめに

お子さんが遊びに出かけたりゲームをしたりするばかりで、なかなか勉強を始めずやきもきする保護者の方も多いのではないでしょうか。お子さんのやる気と本気を引き出すのに大切なのは、保護者からのほめ言葉ときっかけづくりです。今回は、お子さんのやる気の引き出し方について書いていきます。


・前向きな変化をほめる

明日からやるよといったり、事前の計画表通りに進められていなかったりする様子を見て、勉強に対して本気になれていないと思い、つい叱ってしまったことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、叱られてやる気になることは殆どありませんし、お子さんが自信を無くしてしまう可能性もあります。ですので、まずはお子さんの前向きな変化を探してみてください。
例えば、机に向かう時間が増えた、決めた時間でゲームをやめられるようになった、小テストの点数が上がったなど、前向きな変化を見つけたら、頑張っているね、とほめてあげましょう。保護者からの声がけは、勉強に向けて気合いを入れたいと思っているお子さんの自信につながり、やる気につながるはずです。


・やる気を本気につなげる

子どものやる気が芽生えたら、次は具体的な目標を描くためのきっかけをつくりましょう。きっかけづくりに有効なのが、非日常的で楽しめるイベントです。受験にも関係する以下のようなイベントを積極的に活用し、お子さんのやる気を引き出していきましょう。


・オープンスクールと学校説明会


夏休み前のこの時期は、入試はまだまだ遠い先のことに感じるでしょう。誰でも、数年先の目標に向かって頑張れと言われて、毎日本気で取り組むことは難しいです。そこでおすすめしたいのがオープンスクールです。多くの私立中学校で、小学生を対象にしたオープンスクールが開催されています。 内容も多種多様で、単なる校舎見学だけでなく、授業や部活動を体験できたり、文化祭を見学できたりできます。そうしたイベントに参加することで、制服のデザインがかわいい、大きくてきれいな図書館に本がいっぱいあったなど、その中学校の魅力を知り、入学後の姿がよりイメージできるようになって、やる気につながります。実際に、オープンスクールや説明会をきっかけに、勉強に身が入るようになったという話も聞きます。
また、本格的に受験勉強に取り組んでいるお子さんにとっても、オープンスクールは気分転換にもなり、目標を改めて確認できる良い機会になります。現在ではオンラインで学校説明会を実施する学校も多く、自宅でも気軽に学校の雰囲気を知ることができるので、興味のある学校の説明会には参加してみましょう。


・入試説明会


中学入試を考えている小学6年生の方は、各校で行われる入試説明会に参加しましょう。入試説明会は、入試問題や入試当日についての詳しい情報を得られる貴重な機会です。受験へのモチベーションアップはもちろん、入試本番が近づいた時期では、参加することで安心できるというメリットもあります。そのため、受験する可能性のある学校ならできるだけ参加しましょう。


・おわりに

お子さんにやる気が出させること、本気になるためのきっかけを多く用意することは非常に大切です。お子さんの前向きな変化をほめ、やる気を本気につなげるきっかけづくりをしていきましょう。また、夏休みが終わると本格的に受験勉強がスタートします。ですから、夏休みが終わる頃までには行きたい学校を見つけておくことが大切です。


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