子どもたちの教育環境を良くするために 1/3

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県PTA連合会は去る11月29日、子どもたちがより良い教育環境で生活できることを目指して、会長から県教育長に要望書を提出しました。
要望の内容は、昨年、県内すべてのPTAから寄せられた項目を総務委員会で5項目に集約したものです。
要望懇談会には、県PTA会長ほか副会長、総務委員会委員らが出席。要望書を提出した後、総務委員長が要望書の内容を説明し、懇談に入りました。 要望の内容(骨子)は次の通りです。



1.教育環境の充実について

(1)これからの部活動
部活動のあり方について、文部科学省の中央教育審議会や令和2年12月の臨時国会で、令和5年度から土日の部活動について学校単位から地域単位の取組への転換、学校以外の主体が担うことについて検討し、早期の実現を目指すこととしています。令和3年度においては、羽島市・下呂市・ 安八町における実践研究の取組。令和4年度には、年3回の会議等を通じて県内への情報発信の推進。令和5年度までに県内における地域移行の方向性を明確にすることを目指すと伺っておりますが、現在の進捗状況をPTAの立場から注視しています。土日については、送迎等による保護者の負担も考えられますが、県または市町村からのサポート(保護者任せの抑制 ・運営費補助)についての検討もお願いします。
また、土日の部活動移行とのことですが、平日についての移行の検討も進んでいると思います。学校職員の方々の業務負担の軽減対策、地域クラブ等の協力体制(指導者確保、受入れ団体の確保と位置づけ・責任の所在明確化など)についての状況をご提示いただき、各市町村の取組への支援(運営費補助)をお願いしたい。
一方で、スポーツ系部活動の移行に関する動きが目立つように感じますが、文化系部活動についての計画もご提示いただきたい。大人目線の移行ではなく、県下各地域の実情にあわせて、すべての子どもたちが平等で、主体的に学べる部活動と なることを期待します。


(2)教職員のICTスキル向上
令和3年度においても、小中学校教員向けにICTに関する研修講座の開催や実技研修の実施がされたとのことですが、開催効果について分析されていることと思います。例えば 、研修を受けた教員が、各小中学校に持ち帰り校内での勉強会の開催等により、より多くの教員のICT教育に関わる質の向上につながっていくものと思われますが、そういった面における教員へのサポート・支援体制について確実に進めてくださるよう期待します。子どもたちの学びの吸収力は大人以上です。ICT活用により、子どもたちへの気づきのきっかけづくりをお願いします。
また、ICTを活用した授業を行う教員のためにも、ICT機器の運用に詳しい外部講師について、雇用・派遣・ボランティア ・PTAなどの形態を活用し、質の高いICT機器を使った授業が行えるよう、国に対する財政支援の要望も積極的に実現していただきたい。


(3)令和の日本型教育の趣旨を踏まえた授業内容の充実
昨年度の要望の回答にもあるように、学習指導要領に示されている「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善 の進捗状況、効果の評価を進めておられることと思います。昨年度、新たに中央教育審議会が示した「令和の日本型学校教 育」の方向が、「主体的・対話的で深い学び」の学習の中で、具体的な授業改善が図られ、真に子どもの生きる力に結びついていくよう、その充実をお願いします。 なかでも、ICT(タブレット等)を活用した「主体的・対話的で深い学び」への授業改善、個別最適化された学びの促進が重要と考えています。
一部の方の理解・実施で進むことのないよう、岐阜県下の関わるすべての子が平等となる取組の実現をお願いします。あわせて、令和の日本型学校教育を進めるにあたって、家庭教育において保護者が考えていくことも機会を捉えてご示唆いただけますと、大変ありがたく思います。

家庭教師岐阜のアズ調べ
岐阜県PTA新聞記事2023年1月号参照

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