岐阜の中高一貫校の入試。愛知・岐阜 中学受験

私立中学校はそれぞれに個性的な教育を行っており、それだけでも魅力的です。
そしてそのほとんどは6年中高一貫教育を行っています。
中高一貴校の教育上のメリットは、なんといっても高校受験を回避できること。それにより、先取りカリキュラムが可能であることはよく知られています。また、高校受験がないので、中学生のうちは、目先のテストの点数に一喜一憂することなく、しっかりと基礎学力を身につけることができるメリットもあります。テストで点数を稼ぐためのテクニックではなく、実験や体験学習などの本質的な学習により多くの時間を割くことができます。

中高一貴校の教育力がすばらしいのは教科指導面だけではありません。
中高の6年間は思春期に相当します。思春期の子どもは決して直線的には成長しません。だいたい中学3年生が反抗期のピーク。自分崩しや自分探しを経て大人になる準備が整います。

多くの中高一貫校では、成長の波にあわせて、2年ごと3ステージのカリキュラムを組んでいます。学習面だけではなく、行事やクラブ活動などの設計も、子どもたちの成長の波にあわせています。思春期の子どもたちがそのときどきの精神状態にあわせて、挑戦し、失敗し、学ぶしくみがあるのです。

さらに、生徒同士の教育力も見逃せません。中学1年生にとって高校3年生はまるで大人です。先生よりも体格が良い高校3年生が、先生たちを敬い、大人同士のような接し方をしているのを見て、中学1年生は、「5年後には自分たちもこんなに大人っぽくなれるのだ」と安心します。中学3年生くらいでは、親や先生に対する反発心が強くなることもありますが、いずれは自分も落ち着くのだということがわかっているので、過度に反抗する危険性は少なくなります。逆に、高校生になってもいつまでも反抗的な態度をとるような生徒のことは幼稚と感じるようになります。12歳と18歳が同じ学舎で過ごすことの大きなメリットといえるでしょう。

中学受験で志望校を選ぶことは、子どもが思春期を過ごす環境を選ぶことであるということをもっと意識したほうがいいように思います。

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