受験に向けての数学対策

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受験に向けての数学対策



勉強における苦手科目は何か、という質問に対して、多くの生徒が数学が苦手であると答えます。多くの方が苦手意識を持ってしまっている数学ですが、受験に向けて勉強を進めて行く場合はどういったことに注意していくのがよいのでしょうか?まずは、数学という科目の全体像について少し理解を進めていきましょう。

数学と言っても、単元によって必要とされる能力はかなり変わってきます。
計算がメインである単元座標平面、グラフを描く必要がある単元図形についての理解が問われる単元その他のデータや確率などについての単元、大まかに分けるとこのようになっています。さらにその単元の中で、基本的な問題と、それを利用した少し難しい問題を分けて考えると良いでしょう。利用などの難しい文章題は、その単元の基本的な計算を理解している前提で問題が作られています。逆に言えば、基本的な計算が出来ていなければ利用問題はおおよそ解けない問題であるという事です。まずは基本から復習しようという事をよく聞くかと思いますが、それにはこういった理由が存在しています。

では次に、それぞれの単元の特徴について更に詳しく考えていきましょう。
まずは、数学で一番基本的な技能である、計算がメインである単元です。中学数学の範囲で例を挙げると、正と負の計算から始まり、文字式、方程式、展開、因数分解などが該当します。受験対策として数学の勉強を始めるとなったら、まずはこれらの単元から始めて、自分がどれだけ理解できているのかを確かめると良いでしょう。また、とにかく徹底したいのが、基本問題をとにかく全て解けるまで何度も解いていく事です。これらの単元の計算方法は、グラフや図形の問題にもよく使われます。全ての数学の単元の基礎となる部分なので、まずはここから、確実に理解していくようにしましょう。

次に、グラフや図形を使う単元です。計算がメインの単元に比べると、単語の意味を覚える機会がとても多い単元です。教科書に太字で書かれている単語は必ず覚えておきたいですね。そしてこれらの単元のもう一つの特徴として、問題文を読んでから解くべき式を思いつくまでが特に重要であることが挙げられます。先ほどの、計算方法さえ知っていればある程度解ける単元と少し違った能力が必要になってくるので、苦手意識を持ってしまっている方も多いのではないかと思います。そのため、何度も基本問題を解くのも大事ですが、解説をしっかり読む事がかなり重要になってくる単元です。

その他のデータや確率などについての単元は、その単元特有の計算や考え方が必要になってくる単元です。グラフや図形の単元と似ていて、単語の意味をしっかりと把握している事が大事になってきます。特有の考え方が必要なので、少し難しく感じるかもしれませんが、他の単元とのつながりが他と比べて少ないので、勉強自体は進めやすい単元だと思います。逆に言えば、その単元をしっかり復習しなければ理解度は伸びないということでもあるので、意識的に復習する必要があります。

そして最後に、受験対策を考えて勉強していく場合に一番ネックになるであろう部分が、応用、発展といった類の文章題になるかと思います。最初のうちは解説をしっかり読んでようやく理解できる状態が多いでしょう。そこからレベルアップするために少し意識してみると良いのが、途中の考え方を文章として書き出すことです。計算がメインの単元で途中式を書くのが大事であるのと同じで、文章題でも自分の頭の中で辿った流れを文章で書いてみましょう。少し難しいですが、誰かに問題の解き方を解説してみるのも良いでしょう。友人や家族、家庭教師の先生などを相手に是非チャレンジしてみてください。



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