理科の大きな特徴として、それぞれの単元によって勉強していく内容に大きな差があり、広い分野の知識が必要になってくることです。生物、物理、化学、地学、気象など、それぞれの単元が別々の特色を持っています。まずはそれぞれの特色を見て行きましょう。
地学や生物、気象といった単元は、覚えるべき単語の数が他と比べて多めです。その一方で、計算などは一部の問題で必要になるのみで、覚えておくべき計算はかなり少ないです。ただし、全く必要ないという事ではありません。最低限の四則演算に加えて、少し工夫して計算する必要がある問題も中には存在します。もしそれで躓いてしまう時は、一度数学から復習してみましょう。いっそのこと計算問題は後回しにしてしまうのも1つの手です。勉強のやる気を維持することも時には重要です。
物理の範囲は、計算問題やグラフを使った問題など、数学と共通する技能が多く必要になって来ます。とはいっても、基本的な問題であれば四則演算で事足りることが多いです。それにも関わらず、物理の単元でつまづいてしまう事も多いです。それは何故かというと、物理の計算問題は、数学で言うところの文章題に当たる事がほとんどです。問題文を読んで、自分で式を考えて、それをもとに計算を実行し、答えを出すことまでを正確に行わなければなりません。まずはこの流れをしっかりこなせるように何度も復習していく必要があります。人によってはかなり厳しい範囲なので、家庭教師の先生に指導を頼むという事も多い単元です。
化学の範囲の特徴として、以前の単元で習ったことが後の単元にも必要になってくることが多いです。そのため、以前の範囲をあまり覚えていないことで最近の授業範囲があまりよく分からないという事が起きやすい単元です。といっても、英語のように膨大な範囲の復習をする必要はなく、特定のポイントを押さえつつ復習していくことが出来れば、すぐに理解を進められることが多いです。
以上、大まかにですが各単元の特徴を見て行きました。このように、単元ごとに必要な知識や技能がかなり異なってきます。そのため、まずは理科の中でも自分が得意な単元、苦手な単元をしっかりと把握する必要があります。それを把握するために、まずは大まかに全部の範囲を復習してみるのがオススメです。
そうして自分の得意、不得意を把握したら、出来るだけ不得意な単元に絞って復習を進めていけると良いでしょう。またその時に、その不得意な単元と関わりが深い単元も合わせて何度も復習するのも良いですね。自分の得意、不得意がよく分からない場合は、家族や友人、家庭教師の先生などに少し相談してみると解決に近づけると思います。
単元ごとに内容が様々であるという事はつまり、他の教科と比べて、単元ごとのつながりが薄いという事が言えます。そのため、定期テストなどの出題範囲がある程度の狭い範囲で決まっているテストでは、直前にどれだけ勉強したかが点数に直結してきます。これがどういう事かというと、頑張った部分が結果としてすぐに表れてくれるという事です。そのため、勉強に対するモチベーションを高い状態で維持するのに役立ちます。あまりやる気が出なかったり、何から手を付ければ良いか迷っている時は、とりあえず理科を頑張ってみる、というのもオススメです。
逆に、実力テストや受験本番など、今まで習った範囲が全て出題されるテストでは、どれだけ全体的に復習したかが大事になってきます。理科の勉強を進めて行く場合は、特定の単元に特化して頑張る時期と、全体的に復習する時期とを上手く使い分けていきましょう。
愛知・岐阜家庭教師のアズ調べ