私立中学受験、志望校選び。

 

どんなにいい学校でも片道5時間というのではとても通学できません。一般に私立中学の通学平均時間は1時間前後。少し広めに90分くらいの通学時間をめどにして通学可能圏内の学校を洗い出しましょう。路線図や地図だけでなく、インターネットの乗り換えルート検索サービスを利用して、各学校始業時間を入力すれば、自宅を何時に出れば間に合うのか、正確に割り出せます。
ただし、どうしても行きたい学校がある場合、通学時間を区切る必要はありません。人気校には、毎日2時間以上かけて通っている生徒も、新幹線通学している生徒もいます。 それなりの覚悟は必要ですが、そこまでしても通いたいと思える学校があるなら、その意志は、中学受験を乗り切るうえで大きなモチペーションになるはずです。

 

通学可能圏内の学校を洗い出すのと同時に、それぞれの学校の入試の難易度を調べておきましょう。偏差値一覧が目安になります。現在のわが子の学力と比較して、入学するためにはどれくらいの努力を要するのかがなんとなくわかるはずです。
ただし、ここで気をつけてほしいことは、偏差値はあくまでも人気度の目安でしかないということです。企業の株価のようなものです。偏差値表から学校の善し悪しがわかるわけでもありませんし、ましてやわが子に合った学校かどうかは判断できません。偏差値に振り回されて、親が学校に対しての先入観をもたないように注意してください。また、子どもに偏差値一覧を見せるときには配慮が必要です。志望校をある程度絞り込んだ後に、あとどれだけ努力しなければならないかを示す意味で偏差値一覧を見せるのは良いのですが、志望校を絞り込む段階で子どもに各学校の偏差値を見せてしまうと、子どもがそれを学校の善し悪しだと勘違いしてしまうことがあります。志望校を絞り込む段階では、子どもにはあまり偏差値のことは気にさせず、どこの学校に行きたいと思うのかを考えさせたほうがいいでしょう。

 

偏差値一覧で各学校の人気度を調べるのと同時に、各学校の大学進学実績を調べておきましょう。偏差値の高い学校が必ずしも大学進学実績の良い学校とは限らないからです。人気先行型のバブル偏差値というものも存在します。また、大学進学実績を見るときは直近の実績だけではなく、できれば過去数年に遡ってデータを見てみましょう。学年によって実績にばらつきがある場合も多いからです。
もちろん大学進学実績が学校の価値を決めるわけでもありません。その学校で6年間学んだ生徒たちがどれくらいの学力レベルになるのかの目安として確認しておきましょう。

 

複数の学校が一堂に会する合同説明会というイベントが年に数回行われます。このようなイベントに参加するメリットはなんといってもー日でたくさんの学校の情報を知ることができることです。、気になる学校をリストアップしたら、合同説明会を上手に利用して、各学校についての生の情報を効率よく仕入れておきましょう。
実際の学校を訪れるわけではないので得られる情報は限られてはいますが、直接教職員と話をすることでパンフレットではわからない教育の詳細や教育に対する姿勢を肌で感じることはできます。このような場での保護者への対応は、入学後の保護者への対応とも通じると考えられます。わが子を預けることができる学校かどうかを判断するうえにおいては、合同説明会でも得られるものも大きいはずです。

 

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