受験に向けて勉強していると、模試を受ける機会や、入試の過去問を解くことになる場合が多々あるかと思います。
過去問は自習で取り組むこともできますが、模試を受ける際はほかの生徒もいっしょに、ほとんど本番のような状況で解くことになります。
模試を受けられる回数は自然と限られてくるため、1回1回の模試を大事にしたいところです。
では、どういった点に注意して臨めばよいのでしょうか?
まずしっかりと考えておくべきことは、目的意識をはっきりと持つことです。
人によって、どの教科が得意で、どんな問題が苦手なのか、というのはかなり異なってきます。
また、教科ごとの得意不得意もあれば、テストを受けることそのものに対しての慣れも少なからず影響してきます。
それらを踏まえて、今自分は何を苦手としているのか、どういう事ができるようになりたいかを、模試や過去問を解く前に考えておくと良いでしょう。
そうして、いざ実際に問題を解くときにしっかりと意識して解き、結果を振り返る時にも意識していたことがしっかり出来ているかを確認しましょう。
しかし、どんなことを意識すればよいのかあまり分からないという場面も多いと思います。
以下に、どんなことを意識すると良いかの例をあげてみます。
・時間配分、解く速さをしっかりと意識する
誰しも一度は「最後の問題まで辿り着いていないけど終了時間になってしまった」という経験があるかと思います。
一番の対策は、そもそも問題を解くことができる速さを上げることですが、解く順番によっても対策ができます。
人によって違いはありますが、少し難しめの問題から先に手を付け、行き詰ってきたら簡単な問題を解くなどの方法があります。
・見直しを全力で行う
どんなに勉強が得意な人でも、ちょっとした勘違いからのミスや、文字や数字の写し間違いなどはどうしても発生してしまいます。
それらのちょっとしたミスを防ぐために、テストを解き終わったら見直しをしよう、ということを一度は聞かされたことがあるかと思いますが、実際に完璧に出来ている人は少ないです。
見直しをしっかりと意識して続けていると、自分がどのような問題を間違いやすいのかということも見えてくるはずです。積極的に取り組んでみましょう。
・計算問題の途中式をしっかり書く
特に数学において顕著なことですが、途中計算や考え方の流れなど、しっかりとメモしておいた方が、後々自分の助けになることが多いです。
ちょっとした計算ミスを防ぐことが大きな目的ですが、他にも計算が合わない時にどこでミスをしていたのかを判別しやすくしたり、頭の中で計算するよりも結果的に時短になったりと、多くのメリットがあります。
しかし、全ての計算を丁寧に書いているとどうしても普段より時間がたくさんかかってしまうので、どの程度書けば自分はやりやすいのかをしっかりと把握していけると良いでしょう。
愛知・岐阜家庭教師のアズ調べ