入試本番を迎えるために、中学受験

【入試スケジュールの管理】
受験までの全体スケジュールを作成しましょう!
「入試問題説明会」などの受験に向けた行事が1月まで行われる学校もあります。こうした学校行事や出願締め切りの日時、試験当日の集合や解散時間、場所、合格発表の方法や時間、入学手続きの仕方や必要な書類、入学会の振込先や金額など、いざという時に慌てないですむように、情報を集約しておきましょう。
準備が必要なもの(写真、通知表のコピー、調査書など)がチェックできるように、一覧表を用意しましょう。
全体スケジュールをまとめておくことで、入試期間全体の流れや家族に必要な役割、入試当日の行動を把握できます。

【願書・提出書類の準備】
受験する可能性のある学校の願書はすべて入手しておきましょう。
書き損じに備えて2部用意したほうが良いという意見もありますが、願書は1部で充分です。練習が必要ならコピーを取れば済むことであり、仮に書き損ねた場合であっても、二重縁に訂正印で事足ります。これが合否に影響することは絶対にありません。変な安心感を求めるより、気持ちを込めて丁寧に書くことを心がけましょう。
書き上げた願書はコピーを取って保存しておきましょう。必要になるようなことはまずありませんが、念のため保存しておけば安心でしょう。
試験結果によって受験するか否かを決定するような併願の仕方をしている場合は、出願することになった場合に備えて、必ずすべての項目の記入を済ませておきましょう。
受験期間中に出願が必要になる場合のほとんどは、そこまでの受験結果が良くない場合でしょうから、慌ててしまうことのないように、提出すれば良いだけの状態にしておくことが大切です。親は動揺を見せずに頼りになる存在であることを心がけましょう。

【出願時の注意点】
早い受験番号を取るために、前日の夜から並んでいる状況が報道されることもありますが、受験番号(出願)の早い、遅いは合否にまったく関係ありませんから、無駄な体力の消耗は避けましょう。
親子ともに健全な状態で受験を乗り越えましょう。ただし、面接のある学校で、同日に午後受験を控えている場合は、早い受験番号が必要な場合があるかもしれません。ほとんどの場合、面接は受験番号順に行われますから、移動の時間を含めたシミュレーションを充分に行い、必要だと判断した場合にのみ、早い受験番号を取る努力をしましょう。
試験の直前まで出願を受け付ける学校などもありますが、出願期間、出願方法は学校によってさまざまにありますから、間違えることのないようにしましょう。
願書に貼付する写真は急に必要になる場合に備えて、すぐに焼き増しのできる状態にしておきましょう。写真屋さんで撮影しておけば、ネガやデータが残るので安心です。
モノクロかカラーかは、指定のある場合は指定通りに、指定のない場合はどちらでもかまいません。
撮影時の服装は、面接のときに着用する予定のものがあるなら、同じものを着ていれば安心です。
そうでなければ、小学生らしい格好であれば充分です。正装である必要はありません。ましてや新調する必要などまったくありません。
試験の際にメガネをかける受験生は、写真撮影時にもメガネをかけておきましょう。
また、写真の裏には氏名を記入しておく。

【書類記入時に気をつけたいこと】
緊急連絡先には保護者の携帯番号など、必ず繋がる連絡先を記入しておくこと。
試験中に体調不艮に見舞われることもあります。また繰り上げ合格のお知らせが入ることもあります。
志望理由に「家から近いから」とか「偏差値的に合格できそうだから」といったようなことを安易に書いてはいけません。
学校の教育理念や教育活動への賛同や学校生活への期待などを自分の言葉で書きましょう。学校に関連した具体的なエピソードが書ければ最高です。
調査書が必要な学校を受験する場合は、早めに担任の先生に依頼をしましょう。複数校ある場合はまとめて一度の依頼で済むようにしましょう。
先生へ金品の供与は必要ありません。入試が終わったあとにお礼のあいさつに行きましょう。
「調査書または通知表のコピー」という学校の場合はどちらを提出しても受験に際しての有利、不利はありませんので、用意しやすいほうで大丈夫です。そもそも調査書や通知表のコピーは在籍確認や学校生活に支障があるかどうかの確認程度に必要なものですから、合否への影響はないものと考えて大丈夫です。

【面接について】
受験はあくまでも「学力重視」です。面接の比重は「参考程度」か「合否に影響なし」という学校がほとんどです。
「面接で落とされたらどうしよう」という不安な気持ちではなく、「プラス面を拾ってくれる場なのだ」というくらいのおおらかな気持ちで臨んだほうが良い結果を生み出すことでしょう。
面接の目的は「学校教育への賛同の確認」、「入学の意思確認」、「志望理由の確認」だと心得ましょう。
これらに対する答えを用意しておくことは必須です。これ以外によく聞かれることは「受験番号と氏名」、「自分の長所、短所」、「小学校生活でいちばん印象に残っていること」、「最近の出来事でいちばん印象に残っていること」、「尊敬している人とその理由」などです。
併願校を聞かれた場合は正直に答えましょう。併願は常識ですから、合否に影響はありません。
面接は自分を知ってもらう場です。一つひとつの質問に対して、自分の考え、意見、気持ちをしっかりと面接官に伝え、理解してもらう気持ちではっきりと大きな声で丁寧に答えましょう。姿勢や目線も見られていることを意識しましょう。
親子面接の場合は、誰に対して質問されているのかを常に意識をしておきましょう。聞かれた人が答える人です。特に親御さんが受敬生への質問を横取りしてしまうことのないように注意しましょう。

入試前日
体調管理は大切ですが、必要以上の心配は無用です。普段通りがいちばんです。
学校を休んで勉強をしても効果は薄いでしょう。学校を休んで家で学習をし、迫り来る入試までの時間をカウントダウンしていくことになるわけですから、そのプレッシャーたるや、ものすごいものです。かえって生活リズムを崩すことになりがちですから、やめておきましょう。普段の生活リズムのまま当日を迎える。
入試前日であっても、いつも通りに過ごすのがいちばんです!
誰でも緊張するし、不安にもなります。何もしないでリラックスして過ごしたほうが良い子もいるし、勉強していたほうが安心する子もいることでしょう。その子にとっていちばん楽な過ごし方をして、早めに就寝する。

【持ち物の準備】
当日に慌てないように持っていく物の準備をしておきましょう。
参考までに必要と思われる物を以下にあげておきますので、それぞれのご家庭で適宜加減してチェックリストを作っておくとよいでしょう。

試験当日
早めに起きて、朝食をきちんと摂る。
余裕をもって会場に到着できるように出かける。
集合時間の30分~1時間くらい前に到着できることを目指しましょう。あまり早く行き過ぎると待っている間に体が冷えてしまったり、緊張感が増してしまったりすることもありますから、早くても1時間前くらいで充分です。

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