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本校は恵那地区唯一の総合学科のある高等学校で、平成19年4月に県立明智商業高等学校と岩村高等学校が統合し現在の恵那南高等学校として開校しました。豊かな自然環境、日本大正村をはじめとした文化的な環境、小中学校と高校とが隣接する環境、温かく厳しく見守っていただく地域の環境、そして自分の進路について十分に考え、ふさわしい力を伸ばすことのできる総合学科。この中で本校の教育を、これまでの成果と社会の変化を踏まえ、守り通すところと変えていくべきところをしっかりと見据えて、継続し発展させていくことを方針としています。


総合学科の特徴として、幅広い選択科目の中から自分で科目を選択し学ぶことで、個性を生かした主体的な学習ができる点と、将来の職業選択を視野に入れた自分の進路に関しての自覚を深められる点が挙げられます。
これらの特徴を生かし、本校では生徒が自分の夢や目標をもち、その実現に向けた取り組みができるよう、様々な選択科目の設置や少人数での分割授業を実施し、大学進学から地域産業への就職まで幅広くサポートできる体制をとっています。


本校の校訓は、前身の明智商業高校と岩村高校の校訓を継承し、「温故知新」「百錬成鉄」を掲げています。古きをたずね求めて新しい時代に対応する知恵と知識を学ぶこと、繰り返し自分を鍛えて修養し強靭な心身を形成すること、これらの教えを地域の人材育成の柱としています。また本校の校歌の中には英語の文が一文あります。地域の先人である佐藤一斎先生の言葉をまとめたものであり、「Nothing in life is worthless」とは人生に無駄なことはひとつもない、すべての出会いや経験から学び励むことが、常に成長の糧になる、という意味の英文です。校訓につながる、本校の大切な財産のひとつである校歌です。


学校と家庭との連携、地域との連携とは近年よく使われるようになった言葉ですが、本校では確実な裏づけを持って使われる言葉です。学校の様子を伝える広報活動をはじめ、道徳教育の研究成果を生かした心の教育、挨拶・身だしなみ・言葉遣い、そして基礎学力など、どの社会でも通用する人間としての実力の養成には、よりいっそうの工夫を凝らして取り組んでいます。恵南地区唯一の高等学校としての使命と役割を、総合学科の特性と地域の環境を生かして果たすべく努めています。

特色ある教育活動

〇4つの系列「進学」、「ビジネスと観光」、「情報デザイン」、「ライフサポート」で未来を広げます。
〇習熟度別授業、少人数授業などで勉強が得意な人も苦手な人も、自分に合った授業を受けることができるので安心です。
〇大学進学に向け、進学系列の生徒に対して朝補習や土曜補習を実施しています。
〇6次産業教育を柱に地域社会人の育成を目指し、「ふるさと教育」を実践します。
〇地域清掃活動、福祉施設やこども園などでのお手伝いを通して、思いやりの心を養います。
〇希望者対象で、「デュアルシステム」(1年間、週1回の企業実習)を実施し、地域社会のリーダーを育成します。

卒業後の進路として、卒業生の約3分の1が信州大学、東京理科大学、中部大学、愛知学院大学、中京学院大学、東邦大学、花園大学、岐阜保健大学、岡山理科大学、新潟県立大学、岐阜県立多治見専門学校などの大学へ進学し、約3分の2がアイシン瑞浪、明知・大成化工、イビデン、敷島製パン、日本郵便、バロー、アルペンなどの企業や、恵那市役所などの公務員へ就職しています。

合格ライン目安と過去倍率
合格ライン目安
内申点：25
偏差値：44～48

志願倍率
前年度：0.77
前々年度：0.67