2024年の12月中旬、文部科学省が実施する「令和6年度 学校基本調査」の結果が公表されました。
その結果の中から、主に愛知県、そして岐阜県に関しての情報について紹介していきます。
・都道府県ごとの現役進学率
2024年度の春に高等学校を卒業した生徒は、全国合わせて約92万3800人でした。
そのうち、現役で大学学部に進学をした生徒の数は53万9813人となりました。
現役進学率としては58.4%であり、進学者数および進学率は過去最高を記録しています。
都道府県別の現役進学率を見ると、高い順だと1位が東京都の73.0%、2位が京都府で70.8%、3位が神奈川県で67.3%でした。
低い順で見ると、47位が鹿児島県の38.4%、46位が宮崎県の41.9%、45位が大分県で43.5%でした。
愛知県は55.4%で全国18位、岐阜県は56.6%で全国15位という結果となっています。
・現役進学率の推移
1994年までは、全国の現役進学率は20%前後で推移していましたが、1999年には32.2%と急上昇しています。
その後も急激に上昇し、2009年には47.3%の現役進学率となっています。
また、2019年には全国では50.0%の現役進学率でしたが、その後の5年間でさらに上昇し、2024年には58.4%となっています。
・大学学部入学者に対しての現役率
上記の割合は高校卒業者に対しての現役進学率であり、他にも大学学部に入学した人数に対しての現役進学率も見ていきましょう。
大学学部入学者数は、1974年には40万7528人で、1994年には56万0815人まで増加し、2024年には62万8766人となっています。
現役での入学者数は年々増加しており、2024年では53万9813人となっています。
一方で、現役以外の過年度卒業生等についてはここ30年ほどで減少傾向であり、1994年には19万6956人だったところ、2024年には8万8953人となっています。
比率としては、1994年の現役比率が64.9%であり、そこから年々増加傾向となっており、2009年には82.8%、2024年には85.9%となっています。
明確に現役生徒の比率が年々高くなっている一方で、理由はどうあれ都道府県ごとに明確な差がある現状が見られます。
愛知・岐阜 家庭教師のアズ調べ