入学後を考えた高校の選び方

受験本番


・はじめに

今年ももう残り一週間弱となり、いよいよ入試の時期が近づいてきました。中学三年生の方は志望校がある程度定まってきていると思いますが、高校に入学してからのことは考えているでしょうか。苦労して高校に入学しても、卒業しなければ意味がありません。
今回は、高校に入学し卒業するまでの3年間に焦点を置いた高校の選び方についての記事となります。


・学力(偏差値)に関して

皆さんが高校を選別する際、最初に気にするのは自分の偏差値と学校の偏差値が近いかどうかだと思います。しかし、偏差値だけで高校を選択しては入学した後に思わぬ苦労があるかもしれません。高校からは義務教育ではなくなるため、学校側の決めた単位を取得できなければ留年、最悪の場合退学になってしまいます。そして、単位取得に大きく関わる定期試験と、基準に満たない点数、いわゆる赤点を取ってしまった生徒への対応は学校により様々です。
まず、主な公立高校は追追試まで行います。追追試の場合、追試験と同じ問題を行うことが多く、追試験の問題用紙を先に渡してくれることもあります。問題を先に知っているかどうかで点数が大きく変わるのは、皆さんもこれまでのテストを通して体感したことがあるのではないでしょうか。そうした支援も行い単位を取得させることで、進級させようとする傾向が強いです。
対して、進学校は追試験までしか行わない学校も多く、当然本試験と追試験では問題も異なります。特に進学校は授業のペースが速く試験範囲が広くなることも多いため、上記のような公立高校と比較すると単位が取りづらいと言えます。
また、私立高校は学校の偏差値帯により傾向が異なりますが、追試験までしか行わないことが多いです。近年の私立高校は生徒数確保のため、定員の8割が推薦枠であるところも多いのですが、推薦で入る場合は特に注意が必要です。さほど苦労せず入学しても授業についていけない恐れがあり、実際に推薦枠が増えてからは中退者も増加傾向にあります。
公立高校は共通の公立入試を受けなければならず、単願推薦などで入れる私立高校と比べると入学するのは大変です。ですがその分、単位は取得しやすく卒業しやすいです。留年率が高いのは私立高校で、留年が決定するとそのまま中退してしまうパターンも少なくありません。


・通学時間に関して

学力と同じかそれ以上に重要と言っても良いのが通学時間です。
昨年、通学時間と中退者の割合について調べたところ、通学時間が1時間未満までは中退者は全体の1%前後でしたが、1時間以上になると割合がどんどん増えていき、1時間半を超えると約3%にもなっていました。
通学時間が長いとそれだけ早起きしなければならず、帰宅も遅くなります。そうすると自分で自由に使える時間が減ってしまい、ストレスが溜まってしまいます。公立の小中学校は通学時間が30分以内であることが多いので、高校で急に時間がなくなったように感じられ、余計に苦痛を感じてしまいます。
また、通学自体にかかるストレス以外にも、通学に時間を取られるせいで勉強の時間が取れず授業についていけなかったり、交友関係が上手くいかず疎外感を感じてしまったりなどして中退してしまうこともあります。ですので、目安として通学時間が1時間を超える高校を選択する場合には注意が必要です。


・おわりに

今回は高校の選択基準についての記事でした。ざっくりとまとめると、公立高校は入るのが大変だが単位を取りやすい、私立高校は入るのは比較的楽だが単位が取りづらい、通学時間が1時間以上になる場合は注意が必要、という内容でした。充実した高校生活にするためにも、以上のような面からもう一度目指す高校について考えてみてはいかがでしょうか。


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