いじめ問題と不登校について

20200420

・はじめに

いじめや不登校は中々無くならない問題で、コロナ禍により一部では増加してきています。今回は、いじめ問題と不登校について、より良い教育環境の実現に向けた要望書に対する県からの回答を紹介し、私達ができることについて考えます。

・県からの回答

県PTA新聞に掲載されていた、県PTAの出した要望書に対する県からの回答について紹介します。

○子どもたちの安全について

学校はいじめ問題の対応について、「いじめ防止対策推進法」「各市町村のいじめ防止基本方針」及び「各学校のいじめ防止基本方針」に則っていじめの未然防止や早期発見、早期対応ができるよう指導しています。
各学校のいじめ防止基本方針の策定及び評価、見直しには、保護者や地域の方の意見を収集したり、学校のいじめ対策組織のメンバーには、保護者や地域の方の参加を依頼したりするよう市町村教育委員会を通じて、学校に指導しています。
今後も学校におけるいじめ問題の解決には、家庭との連携が必要不可欠であるという認識のもと、学校のいじめ問題への対応の在り方については、保護者をはじめ、外部の専門家の意見や助言をいただきながら、よりよい対応ができるよう努めています。
ネットトラブルやゲーム依存等への対応については、情報モラル教育に係る児童生徒及び保護者向けのリーフレットを配付するとともに、県独自の情報モラル教育指導教材を作成し、各学校でそれを活用した授業を実施することが考えられているそうです。また、ネット上の個人に対する誹謗中傷や不適切な書き込みについても、早期発見、早期対応に向けたネットパトロールを行っています。

○不登校等に対する対応

文部科学省の定義では、「不登校は1年間に連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒であって、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者。ただし、『病気』や『経済的理由』による者を除く。」となっています。
不登校の要因は様々であり、県教育委員会としては、文部科学省と同様に、「複合的な要因が絡み合っている場合があるため、原因を特定することは難しい」と捉えています。
病気が背景にあると思われる場合は、「心の健康」と「身体の健康」の両面から児童生徒の状態を判断し、適切に支援する必要があります。
今後とも、不登校が生じないような魅力的な学校づくりに取り組むとともに、不登校児童生徒には将来の社会的自立に資する支援・援助に努めていきたいとしています。

・私達ができること

いじめ問題に関しては、子どもが自分からいじめられていると言えないことも多いため、家庭内で子どもとのコミュニケーションの時間を増やし、様子が変ではないか、学校のことを話すとき違和感がないかなど、気付いてあげることが大切です。特に、学校に行きたくないと言ったり、仮病を使って休もうとした場合は要注意です。
不登校の場合、学校に行きたくない理由のなかに、行っても勉強についていけないからという理由があります。私が実際に家庭教師を担当した不登校の子どもにも、学校に行っても授業がわからないから行きたくない、と話してくれた子がいました。しかし、家での自習で学校の勉強に追いつくのは一人でできることではありません。そのため、家庭教師をつけるなどして学力と自信を子どもにつけて貰うことが、不登校を脱する一助になると思います。

・おわりに

今回は県からの回答と私達のできることについての記事でした。学校に任せきりにするのではなく、家庭でも子どもの様子をきにかけることが大切です。
岐阜家庭教師のアズでは、マスクの着用や手洗いうがい等のコロナ対策を徹底しています。

愛知・岐阜家庭教師のアズ調べ

岐阜県PTA新聞記事2021年2月号参照

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