通塾率の増加と必要性について

5707d879a140e7ee8ab199f09eb8a219_m


・はじめに

2021年度の文部科学省の調査で、教師の英語力が生徒の英語力に関係すること、通塾率が増加傾向にあることがわかった。今回はその調査結果とそれに伴う通塾率の増加と塾などの学校以外の学習場所の必要性についての記事である。


・英語について

昨年12月に、文部科学省の全国全ての公立小中高校を対象として行った「英語教育実施状況調査」が行われた。
調査項目は「中学生・高校生の英語力」「生徒の英語による言語活動の状況」「パフォーマンステストの実施状況」「英語担当教師の英語使用状況」「英語担当教師の英語力」「ICT機器の使用状況」など多岐にわたるが、「中学生の英語力」と「英語担当教師の英語力」には相関性が見られる。教師の英語力上位10都道府県の中学生の「具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常表現と基本的な言い回しは理解し用いることができる」段階(英検3級程度)の割合と、下位の10府県の中学生との割合を比較した時、52.2%と45.3%と6.9%もの差がある。また、高校生にも4.6%程の開きが見られ、生徒の英語力には教師の英語力が大きく関係していると見られている。
また、学習指導要領の改訂が行われ、小学校でも英語教育が始まっているが、中・高等学校の英語免許状を持つ教師は7.5%程しかおらず、教師による差が中高よりも大きくなる可能性がある。


・数学について

数学についても、中学生の4人に3人が全学年以前の内容で何かしらつまずいたままでいること、学年が上がるにつれてその割合が大きくなっていくことが、学習支援システム「atama+」による調査の結果からわかっている。
また、中学数学の内容は高校数学の基礎となるものも多いため、中学の内容でつまずいたまま高校に入学すると学習内容についていけなくなったり、復習に多くの時間がとられたりすることになってしまう。実際、高校生の勉強時間のうち1/7が中学生の内容の復習の時間になっているそうだ。


・通塾率の増加と自習法

このような状況の中で、別の文部科学省の調査では2021年度の通塾率が岐阜県では47.5%、全国平均では47.7%となり、前年より増加していることがわかっている。塾や家庭教師だけでなく、インターネットを通じて教わっている人が増えていることも理由の1つとして考えられているが、やはり年々義務教育の前倒しが行われており、学習内容が増えて子どもの負担が増えていることが大きな原因だろう。以前よりも学校の授業だけで全て理解するのが難しくなっているのである。
また、授業で行う内容が増えれば、自宅での学習も大変になる。例えば、勉強法として復習が大事だという話を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。しかし、復習とは出来るようになったことを忘れないために行うのであって、まだ理解できていないことを家で1人で復習しても効果は薄い。また、授業で理解できなかったことを1人で家で勉強してもわからないことだらけで勉強が嫌になってしまうかもしれない。
だからこそ、もし子どもが学校の勉強内容で何かしらつまずいているようであれば、親から何かしらの学習サポートをしてあげる必要がある。そして、その方法は子どもがある程度は納得した上でやらなければ、嫌々やっても効果は薄いだろう。
塾は学校と同じような教室で授業をする塾や、その日によって教師が変わる個人指導塾など様々なタイプがあるが、どれも複数人と関わり合うこと、教室に向かわなければならないことから、積極的に人と関わるタイプの子向きで、内向的な子どもにはハードルが高い。
もし内向的な子どもの場合は、毎回同じ先生が家まで来てくれる家庭教師をつけるのが良い。家で勉強するのであれば外に出なくて良い分やる気も下がりにくくなり、同じ先生に教えてもらえることで塾よりもリラックスして勉強に取り組むことができる。


・おわりに

今回は教師の英語力が生徒の英語力に関係すること、通塾率の増加と塾など学校以外の学習場所の必要性についての記事だった。
家庭教師のアズでは1ヶ月の体験期間を設けて先生と生徒の相性を確かめてから始められるため、子どもに合った先生を見つけることができる。


愛知・岐阜家庭教師のアズ調べ

自覚と責任を負う優良業者に 家庭教師協会・派遣業協同組合 の ロゴマークの利用が許されております。
Copyright(c) 家庭教師のアズ All Rights Reserved.
SSL GMOグローバルサインのサイトシール