学費支援制度 4/4 教育ローンについて

20200108




学費支援制度 教育ローンについて



教育ローンについて

日本学生支援機構と並んで学費をサポートしてくれるものに、教育ローンがあります。
教育ローンは下記の2種類に大別することができます。


①公的な教育ローン

政府系金融機関が取り扱う教育ローンです。公的なローン制度の代表は日本政策金融金庫「国の教育ローン」で、無担保で借りることができ、金利が低く、固定金利が適用される点がメリットです。


○国の教育ローンについて
世帯の年間収入が、扶養しているこどもの人数が1人の場合790万円、事業所得者は590万円以内の場合に利用できる貸付です。借用限度額は子供一人当たり350万円で、利率は年1.9%、借入金は入学金や授業料など受験時の費用・住居費・その他の勉学に要する費用や本人の国民年金保険料などに利用できます。
また、返済期間は最長15年、元金の返済猶予期間を設けず毎月同じ金額を返済していく方法の他、在学中は利息のみを支払って卒業後に元金・利息合計を返済していく方法、さらにはボーナス月に返済額を増やすなどの選択肢があります。申し込み手続きは日本政策金融公庫の各支店の他、民間の銀行や信用金庫・信用組合・労働金庫・農協・漁協などの金融機関でも取り扱っています。


②民間の教育ローン

民間の提携金融機関が取り扱う教育ローンです。奨学金や公的教育ローンが利用できない、または不十分という方には、民間の教育ローンががあります。
銀行や信販会社などの金融機関が教育ローンを取り扱っています。
公的ローンより金利は高めですが、取引状況に応じた金利優遇があったりするのも特徴です。


○民間の教育ローンについて
金融機関によって様々な形態や条件がありますが、世帯の年収に下限を設けているものや、保護者の年齢に制限があるものが多いです。通常は公的ローンよりも金利は高くなりますが、教育目的に使途が限定されている分、多目的ローンに比べて融資条件が優遇されているケースが多くなっています。また、担保のある有担保ローンと担保のない無担保ローンがあり、有担保の方が低金利で融資限度も大きくなります。また金利には変動金利タイプと固定金利タイプの2種類があります。


奨学金と教育ローンの違い

奨学金は毎月一定の貸与金額が手元に届き、本人が社会人になってから返還するのが一般的なしくみです。
教育ローンは一括して借り入れ、在学中も返済期間に含まれるのが普通です。
但し、在学中は返還を据置にしてもらう制度もあります。
また、ほとんどの奨学金は高校や短大・専門学校で一定の学業成績を収めていることが前提になりますが、教育ローンの場合は成績とは関係なく利用できるのがメリットです。


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