愛知県公立高校の入試制度変更について 1/3

20180117




はじめに


愛知県の公立高校では、令和5(2023)年4月に入学する人が受検する入試から、新しい制度になります。
一般選抜で2校に出願できるのはこれまでどおりですが、学力検査は1回となります。また、推薦選抜などの時期が早まって2月上旬となり、一般選抜の合格者発表もこれまでより早くなります。さらに、高校や学科の特色を生かした「特色選抜」が導入されるなど、現在の制度から大きく変わるところがあります。
この記事で新しい入試制度を理解し、これからの進路を考える上で役立ててください。


変更のポイント



学力検査


令和5(2023)年度入試から一般選抜の学力検査の回数が2回から1回になります。
※2校に志願できることはこれまでどおりです。


推薦選抜


推薦選抜の実施時期が早まり、2月上旬となります。
※推薦選抜では、学力検査を行いません。
※外国人生徒等選抜も同時期に実施します。


面接


一般選抜で面接を実施するかどうかは高校ごとに決定します。


特色選抜


高校や学科の特色を生かした「特色選抜」を導入します。



新しい入試の流れ



○連携型選抜


出願→面接・「学習のまとめ」の発表→合格者発表


○推薦選抜


出願→面接(一部の学科では実技検査も実施)→合格者発表


○特色選抜


出願→面接、作文・基礎学力検査・プレゼンテーション・実技検査から1つ→合格者発表


○外国人生徒等選抜


出願→面接、学力検査(国・数・英 漢字にルビ)→合格者発表


○全日制単位制選抜


出願→面接、基礎学力検査→合格者発表


一般選抜・海外帰国生徒選抜


出願→学力検査(第一志望校で受験)→面接(高校ごとに有無を決定)→合格者発表



特色選抜


高校や学科の特色を生かした新しい選抜です。将来の進路目標やその高校・学科で学ぼうとする意欲、学科やコースに関連する分野での能力・実績などを重視します。一部の高校・学科で実施します。


高校・学科ごとの出願資格


○農業、工業、商業、水産、家庭、看護および福祉に関する学科
その高校・学科の特色ある教育内容に関連する明確な進路目標と強い学習意欲を有する者

○理数、体育、外国語、国際教養に関する学科、総合学科およびコースを設置する普通科・特色ある教育課程を有する普通科
自然科学、人文・社会科学、スポーツなど特定の分野で優れた能力と顕著な実績を有する者

○地域に根差し、地域貢献を特色とする高等学校
その高校で学習する強い意欲と、地域社会に貢献する意志を有する者


入学検査


作文、基礎学力検査、プレゼンテーション、実技検査のうち、どれを実施するかは高校ごとに異なります。
※スポーツの種目別実技、英語による問答、鉛筆による正確な描写、紙を使った立体の構成のいずれかを高校が選択します。


定員枠


各高校・学科の募集人員の20%程度までを上限に、各高校が「何人程度まで」と具体的な人数の枠を設けます。推薦選抜の定員枠とは別に定めます。


提出書類


入学願書、調査書、志望理由書


実施校の公表


実施する高校・学科、入学検査の内容、定員枠などは、令和4年4月頃に公表されています。


他の選抜との併願


推薦選抜、外国人生徒等選抜、全日制単位制選抜、連携型選抜との併願はできません。




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