LD、ADHD、自閉症について

20200420

 

・はじめに

LDという言葉を聞いたことはあるでしょうか。元々は一部の研究者からの専門用語として使われていましたが、近年では一般の人々でも耳にする日常用語となってきました。医療現場ではLDは発達障害の中でも人により症状が異なるため、診断の難しい障害です。また、発達障害として他にもADHD、自閉症が代表的なものとして挙げられます。今回の記事ではこれらの違い、特徴や症状について書いていきます。

 

・LDとは?

LD(Learning Disability)とは、日本語では学習障害と呼ばれており、文部科学省では「学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。」と定義されています。
(出典:文部科学省https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1396626.htm

 

・LDの特徴、見分ける目安

まず念を押しておきたいことは、LD(学習障害)とは基本的には知的発達に遅れが見られない発達障害であるため、知的障害とは全く別の障害という扱いです。ですので、学校の成績が悪い=LDとは言えないということです。

では、実際にLDであった場合、どのような症状が現れるのでしょうか。定義にもあるように、LDのお子さんには知的発達の全体的な遅れはありません。学習障害のある人でも作文が得意な人や算数が得意な人もいます。ですから、はっきりと他の子と比べて遅れている、なにか障害をもっている、などとは思えないことが多いです。

見分けるポイントとして、育ち方が他の子どもとはどこか違う違和感がある、もしくは育てにくさがあるということが多く挙げられます。しかし、得手不得手は誰にでもあるため、たとえLDであっても単にそれが苦手であるとして済まされ、大人になってもLDであることが判明しない場合もあります。LDとは一見すると発達障害には見えないが特定の分野において学習障害をもっている人が多いのです。

よって、ADHDや自閉症などの合併症がなければ、本格的な学習が始まる小学生頃になり行動に特徴が現れやすくなってからでないと、学習障害と判断するのは難しいです。

 

・LDの種類

LDの中でも、代表的なものとして読字障害(Dyslexia)、書字表出障害(Dysgraphia)、算数障害(Dyscalculia)の3種類が挙げられます。

まず、最も症例が多いのが読字障害です。文章を読むことを苦手とするタイプですが、そのために書くことも苦手とする場合が多く、読み書き障害と呼ばれることもあります。情報の伝達、処理を行う脳の機能がうまく働いていないことが原因と考えられていて、見た文字を音にする、つまり音読などを苦手とします。また、漢字の音読みと訓読みの使い分けが出来なかったり、単語や文節を意識していない読み方をしてしまいます。これらの症状は文字がぼやけたり図形に見えたりするために起こっているため、耳からの情報であれば理解出来る場合が多いそうです。

次に書字表出障害ですが、これは文字が読めるのに書けない、写せないといった障害です。手を動かす指示を出す脳の機能に障害があるのが原因と考えられていて、誤字脱字や書き順の間違いが多かったり、文字の形や大きさが揃えられないといった症状が表れます。

最後に算数障害です。これは1.2.3などの基本的な数字や+、-などの計算式で使う記号を認識出来ない障害です。数字を揃えて書いたり文字のバランスを考えたりすることが苦手なため、筆算を書いているといつの間にか桁がずれている、といったこともあります。

簡単な数字や記号、数の大小がわからなかったり、18+9=17としてしまうなどの繰り上げが出来ないといった症状が表れます。

 

・LDのお子さんへの対応・対策

ここまで書いたように、LDの場合はある特定の分野が苦手で他は問題ないことが多いです。この対応として、お子さんのタイプに合った指導を行い、苦手分野を克服していけるよう繰り返し学習していく必要があります。

学校以外の学習方法としては家庭学習、塾、家庭教師などがあります。家庭学習は自分で教材を解きながら学習していくものであり、元々その分野が苦手なお子さんの場合は読むだけでは理解ができず続かないことが多いです。塾では他の生徒にも配慮した画一的な授業になってしまうためLDのお子さんとは相性が良くないことに加え、近年では進学塾が多く予習がメインの塾が多くLDのお子さんへの対応は十分に行えません。家庭教師の場合、先生と生徒との距離感が近いため、質問しやすい環境を作れるだけでなく、苦手分野だけを集中的に行うことができ、自宅での1:1での指導となるのでお子さんのストレスも軽減されます。また、岐阜家庭教師のアズの指導員が心がけていることとして、指導時には答えと解説をノートに書き残すようにすることがあります。これは生徒が復習を行いやすいようにするために行っていますが、LDのお子さんの場合は解説が文字として残っていることは特に重要になります。ですので、LDのお子さんが苦手分野を克服していけるような学校以外の学習方法の1つとして、家庭教師の選択をお勧めします。

 

愛知・岐阜家庭教師のアズ

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